定時に帰る仕事術 (ヴィレッジブックス)

定時に帰る仕事術 (ヴィレッジブックス)

帯には「有能なのにズボラなあなたへ」とある。僕が有能かどうかはかなり疑問だが、ズボラであることにはなんの疑いもないので買ってみた。ここで言われている「会社」を「ラボ」に、「仕事」を「実験」に置き換えれば、研究者にも応用が利く。アメリカ人特有の、それを信じて疑わないその哲学はどうあれ、有用なチップスはどんどんつまんで消化するにこしたことはない。実験系研究者で確かに定時に帰っていた優秀な人を少なくとも3人は知っている。


ザ・マインドマップ

ザ・マインドマップ

受験時代に英単語を芋づる式に覚えていくというのが流行ったけれど、確かに知識というのは連想式で覚えていくと忘れにくい。それは概念も同じ。だからコアとなる概念から出発していって、自由にどんどんと連想をつないでいくと、連想の数珠つなぎによって描かれた樹木の枝の端っこでは、思いもしなかったようなアイデアが生まれることがある。それにアイデアがたくさんあるけれどぐちゃぐちゃしていて、頭の中を整理しようとするときは、確かにかなりプラクティカルな方法。「これ」と「あれ」がつながるのか!! という快感が生まれることがある。頭がいい人はこれを頭の中でやってしまうのだろうけれど、凡人にはやはり外付け作業環境が必要となる。Mac G5のアプリケーションにマインドマップに使えそうなOmni Graffleというのがあるので、たまにそれを使用しているけれど、やはり「自由で」「素早く」という意味では大きな紙にカラーペンの手書きがいいかもしれない。


図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

上の本の訳者が監修しているので買ってみたのだが・・・う〜む。こういうタイトルが仰々しい本はインチキだと昔は思っていたのだけれど、それを吸収できればしめたモノ。しかしこれはちょっと無理な予感・・・。司馬遼太郎先生も速読派だったことから、速読法には興味があるのだけれど、やはり自分で自分のための方法を開発するしかないのだろうか。速読してる人は教えて下さいませ。


知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

iTunesPodcastでやっている「サイエンストーク」のナビゲータの人がちょっと天然入っていて、面白そうな人だったので本を初めて買ってみた。ところどころ有用な情報もあるけれど、たまに入る寒いギャグはどうにかならんのか・・・。自分なりのチップスだけ選んでいって、A4一枚ぐらいにまとめてしまうのがよいと思われる。
今週末の読書はビジネスマン向けの本で攻めてみたけれど、1勝2敗1分といった感じ。無念・・・。