Natureのarchiveを眺めていたら、VOL434に「artists on science:scientists on art」という特集が組まれていた。coverには

Greater specialization means the culture gap between art and science has perhaps never been so extreme. It is hard to find today a true artist?scientist like Leonardo da Vinci, as noted for his science and engineering skills as his Mona Lisa and Last Supper. There is just too much to know. But recently there has been an increasing awareness on the part of some artists of the heritage of scientists and vice versa. This supplement aims to reflect, and place in context, some of this awareness.

と書かれている。


レオナルドの時代には情報があまり溢れていなかったので、現在の細分化された科学の分野では芸術家たる科学者、あるいはその逆でいられるのは難しいのかもしれない。しんどいし。でも今でも自分は万物を理解できると本当に信じて科学の世界に入り込んだ人たちが、世の中にはたくさんいると思う。そういう純真な心は、別に害はないんだけど、結局は、ぢゃあ世界を理解するってどういうことなのか?という抽象的な問題にぶつかるわけだ。うまい飯を食って「うまい」と思うこと、あるいはきれいな絵を観て「きれいだな」と感動することが、世界を理解するってもんだ、それでいいじゃねえかと、刹那的な意見もあるだろうし、0と1のmatrix-likeな記述で世界は理解できるんだというプログラマもいることだろう。たぶんどっちも正しく、どっちも不十分で、理解する必要なんてないのかもしれない。さて、こういうぐだぐだ的な雰囲気を、artistsが表現するのかどうか、というところだけど。まだ読んでないので何にも言えない。まあとりあえず言いたいのは、あんまり考えると何もできなくなるので、思考を無理矢理ストップさせている人たちが多いってことだ。僕も含めて。ふむぅ。