邦文雑誌の論文のゲラ刷りが届いた。まず出版社のほうで専門の方がチェックしていると思われ、科学的におかしい言い回しなどが直される。なので致命的な言葉のミスというのはここで修正される。しかし日本語の言い回しのチェックになってくると、編集者の方と現場のこちらではやはり科学用語に対するスタンスやバックグラウンドが違うためか、いまいち意思疎通ができていない点が生じる。たとえば遺伝学的な意味での四分子をいくら横書きだからって4分子とモレキュラー的語感で直されては困るわけだ。そういう校正を最近なぜか巷にあふれるコエンザイムQ10入り飴玉を舐めながら、夜中コツコツとやってました。ちなみちコエンザイムはコエン+ザイムではなく、Co(補う)+enzyme(酵素)つまり補酵素