というわけでジプシー音楽。民族音楽・土着音楽という西洋的なものを嫌っていたはずの音楽文化が、CDという西洋的な文化によって紹介される皮肉な形で世に出てきた作品。いやはや、表に出てきてよかった。こんなすごいものを知らないでいるのはもったいない。基本はストリングス。しかしその音色たるや、ウィーンフィルなんかよりも圧倒的にパワーがあっていい意味で錆付いている(音も錆付いています。ジャリジャリ言ってる。しかしそこがイイ!)。大音量で聴いていると脳内麻薬がどばどば出ているのが分かります。