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どこか頭が狂ってしまった人間たちを通して1つの国家の終わりを描いた、滑稽な作品。そんな意味不明な紹介文が似合う、ごった煮の171分。監督はサラエボ出身。バルカン半島が再び爆発しそうになっていた90年代にせっせと撮っていたというのだからすごい。というかそういう緊迫した状況でなきゃこんなに変で力強くそして感動的な作品は生まれなかったのだろう。ちょうど第二次世界大戦真っ只中に演奏されたフルトベングラーの第五番が一番いいのと同じか。バックに流れるジプシー音楽もお薦め。高校時代に観てぶったまげた。★★★★☆
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/07/21
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