いろいろと一区切りついたのでそろそろ浮上しようかと思います。
さて、宣伝しておきます。

高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書)

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タイトルが非常に誤解を招きますが、特に第4章など面白いのではないかと。

忙しいと極端に筆無精になるのは悪い癖ですね。生きていますが、3月末までは忙しいので潜伏モードです。ぶくぶく。
そういえば最近スタニスワフ・レムの「虚数」を読みましたが、今まで読んでいなかったのを後悔するほど、こいつはとんでもない本でした。またいずれ。


虚数 (文学の冒険シリーズ)

虚数 (文学の冒険シリーズ)

3回目の結婚記念日ですか・・・月日がたつのは早いものです。寒いのでまったりほっこりとした話題を。
近所に宝泉という和菓子屋があって京都系ブログで評判なので行ってみました。三連休初日、雪の降る中だったのでなかなか歩くのも一苦労でしたが、いやぁ行ってよかったと思えるお店でした。かなり贅沢にスペース配分された畳の間から覗く雪の日本庭園はなかなか風流でしたし、店員さんもかなりいい感じの人でした。ここの名物はわらび餅だということを聞いていたので食してみましたが、なるほど、プルプルの感触はなかなか例えようのないもので、甘い物が苦手な僕でもこれは美味しいです。すぐ近くに宝泉堂という系列の売店があるのですが、買うだけなのに黒豆のお茶とお菓子をサービスしてくれました。和菓子の甘い世界に足をつっこんでみたくなるお店でした。昔住んでいたアパートはすぐ隣が鶴屋吉信の本店でしたし、こういういいお店が近所にあるというのは京都ならではですね。


2月になって本格的な受験シーズンですね。昨日の晩に丸山書店で「大学への数学」を久々に手に取りました。もはや受験勉強のことなぞ忘却の彼方なわけですが、この東京出版の、月刊の数学の問題集を眺めると、あの頃のなんともいえない雰囲気がもぞもぞと思い起こされます。僕が浪人時代に愛読していた頃とスタイルが全く変わっていないことに懐かしさを覚え、なんとなく安心しました。どんな二次試験の数学の問題よりもやり応えのある「学力コンテスト」の問題を、常に頭の中で考えながら過ごしていました。これが一筋縄では解けないので、風呂に入っているときもうんうんと考え続け、二回シャンプーしてしまったりするわけです。なんというか、数学にとり憑かれたような一年でした。どうでもいいですけど、今って一次変換習うんですね・・・。
あと一つ思い出したことが。実は不幸にもセンター試験の直前に体調を崩して入院してしまったのですが、意識が朦朧としながら退院し、母親の車で家に帰る途中、なんとUFOを目撃しました(超展開)。緑色蛍光の物体が、フロントガラスの上を横切っていったのを今でも覚えています。朦朧とした意識が見せたものではないことは、母の同様の目撃証言からも証明できます。今となっては、あれがなんだったのかよく分かりませんが、未確認飛行物体ってほんとにあるんだなぁと実感した次第です。
緑色の反射板を咥えた鳥が飛んでいったとか、可能性であればいくらでも指摘できますが、たぶんUFOってああいうよく分からない、ぼやっとしたものなのでしょう。円盤の形をしていたというほうが、よほど胡散臭いです。なんにしても良い体験でしたが、それ以来、未確認飛行物体を見ることは一度もありませんし、後頭部にマイクロチップが埋め込まれていたということも、あの日以来、性格が激変したということも(多分)ないと思います。


大学への数学 2008年 02月号 [雑誌]

大学への数学 2008年 02月号 [雑誌]

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー



鹿男あをによし

鹿男あをによし



バチスタと交換して、後輩に借りて読みました。一作目は京都に住んでいたらそりゃ楽しめるでしょう的な作品。怪しげなサークルの雰囲気は、学部生時代の一時期に属していた「粋な○学の会」というサークルを思い出しました・・・。同じく京都・京大系ジャンル(?)の森見君とどうしても比較されてしまうみたいなので、なかなか大変だとは思います。でも、凡ちゃんとかイトちゃんとか、ちょっとクセのある個性的な女の子を、可愛く魅力的に描ける作家さんだなと思いました。イメージが豊富なので漫画化できるんじゃないでしょうか。

今日から3日間、吉田神社の節分祭。夕方から降り出した雨の中、祭を見に行った研究室の後輩達からお土産です、と今川焼きをもらいました。何が入ってるか分かりませんよと言われ、手に取ったものの中から出てきたのはチョコレートでした。でも美味しい。今川焼きというのはどうも関東地方での呼び方らしく、地方ではいろんな呼び方があるらしいですね。昔、姫路出身の友人が「俺の好物は御座候だ」としきりに連呼しており、最初は何のことか分からず「そうなんだ」と適当に流していたのですが、調べてみたら単に今川焼きのことでした。僕の実家では「おやき」と言っていたような気がします。
ちょうど万城目学を読んだ後だったので、吉田神社にお参りに行きたくなってきました。明日にでも行ってこようかな。