GQ men of the year 2007というのがあって、茂木健一郎が選ばれているというのは納得だけれど、ルー大柴が再ブレイクして選ばれたという話を聞きました。過去の芸人かと思っていたけど、なんとまぁ。最近全くテレビを見てないから、何が流行っていてるのかよく分からん。ちなみにルー語と言われるカタカナを多用するのは例えばこんなの(彼のブログより抜粋)。

シャガール展でフィールしたこと、それは天才画家のピクチャはカラー使いがスプレンディッド。アンド題材の持っていき方がワンダフル。ピクチャを通じてシャガールと1対1でトゥギャザーで向き合って見るとサムシング感じるものがボディにゲットインして、そのストロングなタッチにタイヤドしてしまう。

ここまで多用すると逆にアホっぽく聞こえるのだけれど、実はサイエンスの業界でも似たような感じで会話が交わされています。そこらじゅうルー大柴みたいな(笑)。例えばこんなの。

ヘテロロガスなジーンのエクスプレッションはトランジエントであることを考えると、そのミュータントアリルでのフェノタイプは、リーズナブルな結果だよね。コードしているエンザイムのサブストレイトスペシフィシティは調べた?ヒューマンではどうなの?

内容はでたらめですが、本当にこういう人います。ラボでは普通にこういうキモい会話が交わされいてそれに慣れてしまっているので、研究者が日常会話でルー語を使っても多めにみてください(笑)。そういえば利根川進の講演を聴いたときも、日本語がほとんど助詞しかなくて全く分からなかったなぁ。
研究集会のため明日は朝から高知入りです。これが遠いんだよな・・・。睡眠時間が最近足りてないのでできれば寝たいのだけれど、新幹線と特急南風の中で発表用のスライドを作ることになるだろうなぁ。