最近どうも筆無精でいけない。
12月は本をけっこう買った。高村薫の書斎にあるという白くて大きい本棚に憧れて、通販で買った安い白本棚にはどう詰めても入りきらなくなってしまった。この際古い本を売り払うことも考えないといけない。ふと見ると阿部次郎、ボリス・ヴィアン水木しげる、と並んでいる・・・闇鍋みたいだ。三太郎の日記なんて、もう絶対読まん・・・。


皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則

皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則

値段も横綱級ながら内容もかなり横綱級だ・・・。
年内に読み終えることは限りなく不可能に近し。
そーいえばpya!ペンローズの三角形を工作できる展開図が載っていた。


内部観測 (複雑系の科学と現代思想)

内部観測 (複雑系の科学と現代思想)

ペギオさんに出会ったのは高校の頃だったか。難しいことを易しく語ると人に好かれるが、易しいことを難しく語ると嫌われる。だけどほんとに難しいことは難しくしか語れんのよ、みたいな、小林秀雄も言っていたことを教えてくれた。内部観測、オートマトン、いつ聞いても懐かしくかっこいいキーワード。


直観でわかる数学

直観でわかる数学

ベッドに転がって1時間ぐらいで読んでしまった。これほどあっという間に読める数学書はないと思われ。
ただあまりにも簡単すぎる・・・。目からウロコが落ちるという意味では長沼伸一郎の「物理数学の直観的方法」のほうが断然いい。


はじめからの数学 (1) 幾何学 ~空間と形の言語

はじめからの数学 (1) 幾何学 ~空間と形の言語

歴史の話が多く、肝心の数学のおもしろさが伝わってこない。
立ち読みもせず、現代数学の入門書だと思って買ったのが間違いであった。


自殺同盟軍

自殺同盟軍

いったい何が言いたいのか分からん・・・。
ラストも予測可能・・・。
THE ANSWERでやめときゃよかった。


論理サバイバル―議論力を鍛える108問

論理サバイバル―議論力を鍛える108問

論理を鍛えるためというよりも、過去に存在した有名なパラドクスや難問を知るための辞書的な書物かな。
日常会話で「こういうのってなんとかのパラドクスだね」みたいなウザい知的青年を目指すべし!!


Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

いまいち人気のないGシリーズの中でも、かなりの完成度やと勝手に思っているθ。F以来、かなりビビビと感じるものがありました。なにやらこのシリーズでは実験的なことをしているみたいですね。φ→θ→τ→ε→・・・わくわくしますな。海月君は笠井潔作品の矢吹駆のようでステキです。