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コルトレーンが流れるJR東海のCMが当の京都では流れないのがハンカチを噛むほど悔しい。夏はどこらへんをピックアップしてるのかなぁ。さてさて祇園祭が実は宵山とか山鉾巡行だけじゃなく、7月の間中やってるってことを知ったときには、ほぇ〜さすが京都と思ったのもの。ざっと調べてみたところ
- 吉符入(7/1〜5):打ち合わせ
- くじ取式(7/2):山鉾巡業の順番決め
- お迎え提灯(7/10午後):神輿を迎えるための行列
- 神輿洗(7/10夜):神輿を四条大橋まで運んで、鴨川の水で洗う
- 鉾建・山建(7/10〜14):鉾の組み立て
- 稚児社参(7/13):長刀鉾にのる稚児が八坂さんにお参り
- 宵山(7/14〜16)
- 山鉾巡行(7/17)
- 神幸祭(7/17):神輿が四条御旅所にとどまる
- 狂言奉納(7/20〜22):八坂さんの能舞台で狂言の奉納
- 花傘巡行(7/24):鷺舞、六斎念仏、子供御輿、祇園ばやし、稚児など総勢千人の行列
- 還幸祭(7/24):神輿が神社へ帰る
- 神輿洗(7/28):神輿洗を四条大橋まで運んで、鴨川の水で洗って神社へ帰る
主な行事だけでこんなにあるらしい。特に神輿洗ってのは見てみたい。等間隔で並んでいるカップルに向かって、どいたどいた〜神輿様の洗濯じゃ〜って言ってどかすんだろうか。
そういえば昔、NHKで水利都市としての京都を特集していた。京都は岩盤でつながった山々に囲まれているので、そこに海水から粘土が運ばれ土砂が流れ込み、今の京都の礎となる平地になった。インプットとしての雨が降れば当然水はどこかに流れるけど、海へのアウトプットは淀川一本のため、京都の地下にはたぷんたぷんと水を湛えた水がめのような水脈が存在するようになったらしい。生花や茶道や染物など京都の伝統芸術を支えた水脈となれば、当然大事にしたくなるけれど、現在はだんだん井戸が枯れてきているそうで。井戸を地図上にマップすればその水脈の通り道を推測できるのだろうか。なんにしても京都はまだまだおもしろい。ここに住んで7年ぐらいだけど、こっちから問いかけないと本質をなーんにも答えてくれない京都の魅力ってのは、いじらしくて好き。