晦日です。
昨日形質転換をしておいた細胞を培地に蒔いて、今年最後の実験としました。正月中にセレクションされるでしょう。論文も結局年越しなのが心残り。今回の査読は新しい実験を求められていないのだけれど、正月中にレビュアへの返事をまた考えなくては。いろいろとすっきりして、3月の学会@北海道に行きたいところ。それと来年はもう少し要領よく、論文を書いていきたいですね。
今年一年、飲んでくれた皆様、遊んでくれた皆様、ありがとうございました。来年はいったいどこにいるのか全く分かりませんが、また語り合いましょう。

最後に最近気になっている現象を。静置していた培地で細胞が増えてくると、細胞の密度が濃いところと薄いところに分かれて、まるで縞のように見えることがあります。この縞の間隔が一定なのがとても面白いところで、物理法則的にこうなるのか、それとも細胞同士の相互作用があるのか、原因は分かりません。身近なところに謎が転がっています。これからもそれを見逃さないようにしたいものです。




(追記)
Yamaさんも書いてくれましたが、この生物対流は昔から言われていて、重力を介した自己組織化現象だそうです。つまり、数学的に証明されるそうですね。謎は身近なところに転がっているけれど、その多くはすでに発見されているんですね(笑)。
参考リンク
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002872306/