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うちのボス・ポスドクのKさんとレビューを書いたので宣伝です。キーワードは「planimal(=plant + animal)としてのクラミドモナス」「植物の性」「鞭毛」「環境応答」などです。細胞工学に書いたものと若干かぶっているトピックもありますが、僕の駄文をカバーするKさんの名文により面白く仕上がっていると思います。興味ある方がいたら別刷を送らせていただきます。
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2008/06/23
- メディア: 雑誌
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実家に子猫が来たそうです。
ネコ嫌いな母がそれよりも嫌いなネズミのハンターを雇いたいという背景で、めでたく家族の一員になった模様。ハンターとして仕事をしないと追い出されるかもしれない状況で、やっていけるのでしょうか。大変だなぁ君も。ちなみに黒猫で顔の下半分が白いアメショーだそうです。アメショーは「非常に慈愛深く、長生きで、問題を起こす事が嫌いである(wikipedia)」らしいので、先輩の2匹の犬とは仲良くやれそうですな。
今月17日〆切だった博士論文の提出期限が一ヶ月延びたので命拾いしました。抱えている論文を消費しつつ、これからまた忙しくなるので第三次潜伏モードに入ります・・・。下の本はD論の参考図書としてけっこう眺めているのですが、面白くて読みふけってしまいます。分類の人はやっぱりすごいなー。これぞ学問といった感じ。ちなみに著者の井上先生のサイン入り本です(笑)。
- 作者: 井上勲
- 出版社/メーカー: 東海大学出版会
- 発売日: 2006/01/01
- メディア: 単行本
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まったく浮上してないですね・・・ごぶさたです。
いろいろなラボに行ってセミナーさせてもらって交流を深めて・・・の4月でしたが、結局あまり実りある結果は得られずどうにもこうにもならずに過ぎた4月でした。まぁそれなりに楽しかったのでよかったのですが、引き続き海外ラボを含めて職探しです。獏たる不安の中にも楽観と冷静を貫きたいところです、モットーですからね。ドロヘドロのカスカベ博士みたいに。
- 作者: 林田球
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/01/30
- メディア: コミック
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ラボに新人さんが7人入ってきたので大変にぎやかです。見学者も大勢来て、うちってこんなに人気があるラボだっただろうかと、古くからいる人間は思ってしまいます(笑)。科研費や学振が話題となる時期でもありますのでこっちの方もいろいろとバタバタしています。そう考えると学会が終わった3月末ぐらいが、人がほとんどいなくて淋しかったけれど、実験しやすかったなぁと思います。一長一短ですかね。
ところで日曜日に叡山電鉄の茶山駅付近で万城目学の鴨川ホルモーの映画撮影をしていました。来春公開らしいので撮影はまだ始まったばかりで、キャストも公開されていないようですが、2ch情報によると山田孝之と栗山千明が出るとの噂です。吉田神社や大学にも撮影に来るでしょうから、少しアンテナ張っておいたほうがよいかも・・・?
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一週間ほど咳が止まりません。ただの風邪だと思うのだけど、周りの人はしきりに「花粉症ちゃうん?」と言ってきます。なんでそんなに仲間にしたいのかよ。
うちの専門分野の有名人でJ.A.Ravenという人がいます。一次・二次共生あたりの話を含めた藻類ゲノムのレビューを書いているのでいろいろと文献を読んでいるのですが、理論的な話になると必ずこの人の論文にぶち当たります。ラテン語やめったに使わない単語を駆使した論文を書いてくるので、科学論文にしてはかなり難解な文法構造なのですが、かなり幅広い教養を持ち、新しい仮説を次々に出している人なので尊敬しています。昨年スペインでお会いして、かなりの域にまで達した変人だということが分かったのですが(笑)、それでも尊敬の念は全く変わりません。変人に会った時のインパクト、これもサイエンスが好きになるドライビングフォースになり得ますね。